つい最近NS designから発売されましたwav4。これまでのNS designは価格帯30万~60万円台に絞り作り続けてきたのですが、今回は約15万円とお手ごろな価格。アップライト奏者が年々増えてきている為、市場をビギナー向けにも広げているのでしょうか。。。ただ、やはりこれまで上品質なものしか作らなかったメーカーが、突如このような価格で提供して頂けるのは、これからアップライトを始めようとするユーザーにとっては有難い反面、コストダウンした個所が浮き彫りになって見えたりもします。NS designといえば4弦~6弦まで幅広く出しており、すべての製品の重量が4.8kgに統一している特長があります。また、価格帯が50万円超えるものに関しましては、指板材がフェノール樹脂、ボディがメイプルとグラスファイバーの多重構造と、独自の組み合わせで作られています。今回のwav4はネックがエボニー指板とまあ良い素材なのですが、ただネックの中にトラスロッド(金属の芯)が組み込まれてネックの反り調整できるようになっています。良く言えばメンテナンス性があると言えるのですが、悪く言えばこの手の楽器は本来ネックにかなりの負荷がかかるため、最初から耐久性のすぐれた材質のネックを装備させるべきだと思います。ココがコストダウンした個所の欠点ですね。個人的にはwav4のピックアップはピエゾのみなので重量を500g~1kg
程度増やして、その分ネックの厚みが欲しいとこです。
これまでエレキベースされていた方や、部屋での練習用に1本置いておくのもいいかもしれないですね。
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